カラダに優しい油の選び方・摂り方
\こんな油に関するモヤモヤありませんか?/
オメガ3の恩恵 VS 水銀の懸念 選ぶならどっち?
油脂に関わらず、どの食品に対しても言えることですが、食品の是非は「良い・悪い」の二元論ではなかなか判断できないものです。
なぜなら、重度の栄養失調の人にとっては、たとえリノール酸や有害微量成分が多い油脂でも重要なカロリー源となりますし、逆に西洋食や外食が多い人にとってはこれらの食品を摂取し続けると悪玉となりえるからです。
また、普段から健康を気をつけている人が、年に1度だけ仮にキャノーラ油を摂取しても当然問題はありません。つまりは習慣や用量にも依存します。
このように、その人の現況や体質、またこれまでしてきた食習慣などによっても、その食品の安全性や是非が変わります。
この動画は、油脂の理論的な部分だけの講義ではなく、栄養療法を学んでいて、ひとつの壁になるであろう水銀の問題や食事指導の時にどうアドバイスすればよいのかについても盛り込みました。
・オメガ3の恩恵 VS 水銀の懸念 どちらを選ぶ?
・世界と日本における植物油の供給事情の違い
・20種類にわたる油脂についての考え方、常用の是非
についても、現代の平均的な食習慣をしている人の立場を元に、それぞれの油脂の常用における是非を考えていきます。
普段どんな基準で油を選んでいますか?
普段の食事でどんな油を使えばいいのか悩んだり、議論になったことはありませんか?
いろんな情報が溢れていますよね。
・脂肪酸組成 ・原料、産地 ・抽出法
・効能 ・大きさ ・容器
・価格 ・流行っている
など色んな基準で選んでいると思います。
賛否両論ある中で、この動画では皆さんの油に関するモヤモヤをスッキリさせたいと思います。
分子栄養学といえば脳の部分で非常に重要なので 、精神疾患 神経伝達物質との関係を触れます。
オメガ3は体にいいけど酸化が強いけどどうなの?
オメガ3の悪玉論はあるけどどうなの?
この点についても整理したいと思います。
脂肪酸組成だけで植物油の安全性を語るのは片手落ち!
意外な落とし穴とは
私が栄養学を勉強はじめたきっかけが、「脂質栄養学」なんです。
日本脂質栄養学会の元会長奥山治美先生に師事して、マンツーマンで何回も教えていただき、徹底的に論文の見方も教わりました。奥山先生から教わったことなどもみなさんに伝えていきたいと思います。
奥山先生の偉業は「油は脂肪酸組成だけで見てはだめだ」ということです。アメリカの脂質栄養学は脂肪酸組成ですか見ていなくて、結果がピンからキリまであります。酸化といった面ばかりに焦点を当ててしまうので、油の安全性は脂肪酸組成だけで見てはいけません。
なぜかというと、植物油には環境ホルモンの成分が多いからです。
そこを見極めて選んでいかないと落とし穴があります。
例えばキャノーラ油。オメガ9が多く酸化に強い油ということでどこのスーパーにもあります。組成だけ見るとオリーブ油と近くて、ひょっとしたら、オメガ3もそこそこあるのでオリーブ油よりもいい脂肪酸組成といえるかもしれません。
奥山先生が、30年前に油の安全性を調べる実験をしたところ、キャノーラ油は脂肪酸組成がいいから比較対象となる油をキャノーラ油にしました。しかし、実験の結果は、水素添加した大豆油などよりも一番安全性に問題があったのがキャノーラ油だったのです。 発がん性、環境ホルモン作用についても見ないと 脂肪酸組成だけでは植物油の安全性を語るのは片手落ちなのです。
こんなことが学べます
☑オメガ3と精神疾患(うつ病、小児期うつ病、産後うつ、ADHDなど)
☑オメガ3と神経伝達物質
☑オメガ3と脳
☑オメガ6の過剰摂取と現状
☑キャノーラ油の問題と危険性
☑パーム油の問題と危険性
☑ココナッツオイルの性ホルモン作用
☑オメガ3の酸化について
☑オリーブオイルの選び方
☑動物性脂肪の考え方
☑その他の油について
詳しくは、動画をご覧ください。
講師
コミディア代表取締役
日本食品油脂安全性協議会認定者
東京理科大学卒業後、ウェブ業界へ。2013年にオーガニック青果商品を扱う会社を起業し、業界視点から消費者視点で地元の農産物を普及・啓蒙していく。一方で、食と健康そして栄養に関する情報をSNS等で日々発信中。
2019年3月よりYoutubeでチャンネル名「栄養チャンネル信長」として動画配信開始。Facebookフォロワー20,000人、Youtubeチャンネル登録者数14,000人。「難しいことをわかりやすく説明する」、「忙しい現代だからこそ誰でも簡単にできる栄養アドバイス」をモットーにしている。 情報発信や栄養カウセリングだけでなく、世界の先住民族の研究もしており、現在8民族(モンゴル遊牧民、ハッザ族、マサイ族、ダドガ族、ダニ族、モニ族、ヤリ族、センタニ族)の生活・文化そして食事などの健康事情を調査している。
将来は日本だけでなくアジア圏内にも栄養アドバイスの活動を広げるよう模索中。