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毛髪ミネラル検査の見方

なぜ毛髪にはミネラルバランスが現れやすいのでしょう?毛髪に含まれるシスチンというアミノ酸にはミネラルを吸着する作用があるため、毛髪には体内ミネラルバランスが現れやすいのです。

採血した瞬間の体の状態を切り取る血液検査は、その日のストレス状態、体調が大きく反映されます。また、生体のミネラル濃度を一定に保つしくみ(ホメオスタシス)が強く働くため、体に異常があってもミネラル濃度は補正される事も多く、血液検査では十分にミネラルノアンバランスを把握することができません。

それに対して、毛髪は排出器官の1つでもあり、排出されるミネラル・重金属が反映されやすい特徴があります。つまり、毛髪はミネラル排泄の記録紙としての役割も持っているのです。毛髪は1か月で約1㎝伸びますので、毛髪を根元から3㎝採取すれば、過去3か月の平均のミネラル濃度を調べることができます。3か月分の平均ですので、非常に安定した数値を得られるのです。

毛髪ミネラル検査を行う研究機関は世界に何カ所かありますが、一番有名なのがアメリカのドクターズデータ社です。400万件以上の検査結果を保持しているといわれ、世界中の医療機関からの依頼を受託しています。このレクチャーでは、ドクターズデータ社の毛髪ミネラル検査を題材に、体内のミネラル状態を探っていきます。


 

栄養療法の効果はミネラルで決まる

量を増やす事で、ある程度効果を得られる水溶性ビタミンと違って、ミネラルは生体利用性を高める工夫をしないと満足な成果は得られません。何故なら易吸収性で有機物(体内でもある程度作ることができる)であるビタミンと違い、ミネラルは難吸収性であり、無機物(体内で作られることはない)だという決定的な違いがあるからです。

だからミネラルが体内にうまく吸収され応報、働いているかを見ることは栄養療法で不可欠なのです。ビタミンが効いていてもミネラルが効いていないという人は少なくありません。栄養療法はミネラルをいかに効かせるかが勝負といっても過言ではないのです。

講師


宮澤賢史
宮澤賢史

宮澤医院栄養外来担当医師,
臨床分子栄養医学研究会代表

問診事項と多くの血液、尿、唾液検査などにより疾患の原因を追究し、その原因に対する根本治療を行っている。2001年から栄養療法を開始 ライナスポーリング博士の提唱する分子整合栄養医学を医療に取り入れた観点からの医療を展開。がんから糖尿病、リウマチ、精神疾患まで扱う範囲は幅広く、20,000人以上に対して栄養療法の診療、データ解析、監修を行ってきた。

外来診療の傍らで年間20本の講演会をこなす、分子栄養学、高濃度ビタミンC療法のパイオニア的存在。栄養状態を見極め、単に足りないサプリメントを処方するのではなく、「なぜ、その栄養素が足りないのか?」を徹底的に追求する「根本治療外来」を提唱している。


さあ、はじめましょう!